戸籍を読んでいて、最初につまずきやすいのが数字の表記です。
現在の書類では、1、2、3、のような数字が使われますが、戸籍では「漢数字」「大字」「略字」などが使われることがあります。そのため、「昭和拾四年」「昭和弐拾八年」のような表記を見て、年号が読めずに止まってしまうことがあります。
ただ、戸籍の数字は全部を覚える必要はありません。戸籍で特によく出てくる数字は限られています。まず押さえたいのは、次の数字です。
壱、弐、参、拾、廿、卅、卌、
この7つが読めるだけでも、古い戸籍はかなり読みやすくなります。
相続では、出生、婚姻、死亡の前後関係を確認する場面があります。そのため、戸籍の数字が読めることは意外と重要です。
この記事では、戸籍で出てくる数字の読み方を整理して解説します。
戸籍を読むときに、どの順番で何を確認すればよいのかという全体像については、次の記事で解説しています。
戸籍の読み方|相続人が確定している場合に見るポイント
相続の戸籍収集にお困りの方へ
相続では、まず被相続人の戸籍を「出生から死亡まで」揃える必要があります。
ただ本当に迷いやすいのは、相続人側の戸籍を「誰の・どこまで」用意すべき範囲が分からないことです。
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戸籍では漢数字や大字が使われることがある
戸籍では、現在よく使われる漢数字のほかに、大字(だいじ)という古い書き方が使われることがあります。大字は、数字を書き換えられないようにするために使われる表記です。
戸籍では次のような対応で出てくることがあります。
一 → 壱・壹
二 → 弐・貳
三 → 参・參
四 → 肆
五 → 伍
六 → 陸
七 → 漆
八 → 捌
九 → 玖
十 → 拾
百 → 佰
千 → 仟
万 → 萬
戸籍で特によく見るのは、壱、弐、参、拾です。
四の「肆」、五の「伍」、六の「陸」などは戸籍で毎回出るわけではありませんが、古い公文書や資料では見かけることがあります。
戸籍では略字の数字が出てくることがある
古い戸籍では、数字を簡略化した略字が使われることがあります。
代表的なものは次の3つです。
二十 → 廿
三十 → 卅
四十 → 卌
この3つは、古い戸籍を読むうえで特に重要です。例えば、
廿四→ 24
卅八→ 38
卌三→ 43
という意味です。
略字を知らないと、戸籍の年号が読めずに手が止まってしまうことがあります。
元号と組み合わさると戸籍の数字はこう読む
戸籍では、生年月日や婚姻日、死亡日などが元号で書かれています。そこに漢数字や略字が組み合わさると、次のような表記になります。
昭和廿四年→ 昭和24年
昭和卅八年→ 昭和38年
昭和卌三年→ 昭和43年
明治参拾壱年→ 明治31年
大正拾年→ 大正10年
このように、戸籍の数字は単独で出るよりも、元号とセットで出てくることが多いです。
そのため、数字だけでなく、元号の年数として読めるようになることが大切です。
相続で戸籍の数字が読めないと何に困るのか
戸籍の数字が読めないと、相続で特に次のような場面で困ります。
・被相続人がいつ生まれたのか分かりにくい
・婚姻がいつなのか分かりにくい
・誰が先に亡くなったのか確認しにくい
・子の出生時期が追いにくい
相続では、単に名前が分かればいいわけではありません。出生、婚姻、死亡の前後関係が重要になることがあります。
例えば、
・子が先に亡くなっていないか
・婚姻や養子縁組の時期がどうなっているか
・相続人になるはずの人がいつ死亡しているか
などを確認する場面です。
そのため、戸籍の数字が読めないと、相続関係そのものが追いにくくなります。
相続人が分からない場合に、戸籍をどこから確認していくのかについては、次の記事で解説しています。
相続人がわからない時の戸籍の取り方|どこから集める?
戸籍の数字は全部覚えなくても大丈夫
戸籍の数字は一見難しそうに見えますが、実際には全部を細かく覚える必要はありません。
まず押さえれば十分なのは、次の数字です。
壱、弐、参、拾、廿、卅、卌、
この7つが分かれば、古い戸籍の年号や日付はかなり読みやすくなります。
この7つが読めれば、戸籍の数字で止まることはかなり減ります。
戸籍収集にお困りの方へ
相続では
・戸籍を出生から死亡まで集める
・相続人を確定する
・法定相続情報一覧図を作成する
といった作業が必要になります。
しかし実際には
・古い戸籍の数字が読めない
・年号や日付の前後関係が分からない
・誰が先に亡くなったのか判断できない
・戸籍を読み進めても相続関係が追えない
といったケースも少なくありません。
戸籍取り寄せ代行センター(行政書士)では
・相続に必要な戸籍収集
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をまとめて対応しています。
戸籍が多い相続でも、戸籍収集から一覧図作成まで一括対応可能です。
基本料金は19,800円です(料金は相続人の人数で変わりますが、戸籍の通数では変わりません)。
まとめ
戸籍では、現在の数字とは違う表記が使われることがあります。特に押さえておきたいのは、
壱、弐、参、拾、廿、卅、卌
の7つです。また、戸籍では数字が元号と組み合わさって、
昭和廿四年、昭和卅八年、昭和卌三年
のように書かれることがあります。
まずは壱・弐・参・拾・廿・卅・卌を押さえるだけでも、戸籍の年号や日付はかなり読みやすくなります。
戸籍の読み方の全体像や、戸籍を見るときに最初に確認するポイントについては、次の記事で解説しています。
戸籍の読み方|相続人が確定している場合に見るポイント
相続の戸籍まわりの全体像は
▶相続の戸籍の集め方と必要書類|解説記事一覧
にまとめています。他のケースや手続きも含めて確認したい方は、あわせてご覧ください。
