戸籍の取得日はどこを見る?交付日と記載日の違いを解説

戸籍を取得したあと、

・この戸籍をいつ取ったものとして見ればよいのか
・戸籍の中にある日付のうち、どれを見ればよいのか
・出生や婚姻の日付と何が違うのか
・相続手続ではどの日付が見られているのか

と迷う方は多いです。

特に相続では、

・今持っている現在戸籍をそのまま出せるのか
・現在戸籍だけ取り直した方がよいのか
・除籍謄本や改製原戸籍も同じように考えてよいのか

が分からず止まりやすいです。

この記事では、戸籍をいつ取得したものか確認するときはどこを見るのか、交付日と記載日の違い、現在戸籍で交付日が重要になる理由、除籍謄本や改製原戸籍との違いを実務ベースで解説します。

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目次

先に結論

戸籍をいつ取ったものか確認するときは、戸籍に記載されている交付日を見ます。

戸籍の中には、

・交付日
・出生、婚姻、死亡などの記載日
・編製日や改製日

といった複数の日付があります。

このうち、相続手続で

・この戸籍はいつ取得したものか
・今そのまま出せるか

を考えるときに見るのは交付日です。

そして、交付日が特に重要になりやすいのは現在戸籍です。現在戸籍は交付後に内容が変わることがあるため、金融機関などで新しいものを求められることがあります。一方で、除籍謄本や改製原戸籍は内容が変わらないため、交付日が古いことだけで問題になることは通常あまりありません。

交付日を見る場面

交付日を確認したい場面は、かなりはっきりしています。

たとえば、

・銀行で最近の戸籍を出してくださいと言われたとき
・現在戸籍が古いかどうか判断したいとき
・前に取った戸籍をそのまま使えるか確認したいとき

です。

こうした場面では、出生や婚姻の日付ではなく、戸籍に記載されている交付日を見ます。

つまり、交付日は

・その戸籍をいつ取得したか
・現在の手続でそのまま出しやすいか

を見るための日付です。

交付日と記載日の違い

戸籍の中の日付は、全部が同じ意味ではありません。

交付日

交付日は、その戸籍を役所から受け取った日です。相続手続で、最近の戸籍か、前に取った戸籍をそのまま使えるか、を考えるときに見るのは、この日付です。

記載日

記載日は、戸籍に書かれている出来事の日付です。

たとえば、

・出生
・婚姻
・離婚
・死亡
・認知
・養子縁組

などの日付です。

これらは戸籍の内容を示す日付であり、その戸籍をいつ取得したかを示す日付ではありません。

編製日や改製日との違い

戸籍の中には、

・編製
・改製

に関する日付が出てくることがあります。

これは、

・その戸籍が作られた日
・戸籍の形式が変わった日

を示しています。

つまり、戸籍の中の日付には

・交付日
・記載日
・編製日、改製日

があり、それぞれ見ているものが違います。

取得した時期を確認したいときに見るのは、編製日や改製日ではなく交付日です。

相続手続で主に見られるのは交付日

相続手続で主に見られるのは、交付日です。たとえば銀行や証券会社で、

・最近の戸籍を出してください
・3か月以内の戸籍をお願いします
・6か月以内のものを出してください

と言われることがあります。

このときに見られているのは、出生や婚姻の日付ではありません。戸籍がいつ交付されたものか、つまり交付日です。

ここを取り違えると、

・戸籍の中に新しい日付があるから大丈夫
・死亡日が最近だからそのまま使える

と考えてしまいやすいですが、実際に確認されるのはそこではありません。

なぜ現在戸籍では交付日が重要になるのか

交付日が特に重要になるのは現在戸籍です。現在戸籍は、交付された時点の状態を示している戸籍です。

その後に、

・婚姻
・離婚
・認知
・養子縁組
・死亡

などがあれば、内容が変わることがあります。

そのため提出先としては、

・今の状態に近い戸籍か
・交付から時間が経っていないか

を確認したいことがあります。この確認に使われるのが交付日です。

つまり、現在戸籍では

・交付日が古い
・その後の変更が反映されていない可能性がある

という見方をされることがあります。

除籍謄本や改製原戸籍では見方が違う

除籍謄本や改製原戸籍は、すでに閉鎖された戸籍です。そのため、後から内容が変わることはありません。記録は確定しており、新しい記載が加わることもありません。この性質があるので、交付日が古い、というだけで問題になることは通常あまりありません。ここが現在戸籍との大きな違いです。

相続で考えるなら、

・現在戸籍は交付日を見る意味が大きい
・除籍謄本や改製原戸籍は交付日が古くてもそのまま使いやすい

と押さえると分かりやすいです。

実務で止まりやすい場面

このテーマで実際に止まりやすいのは、次のような場面です。

銀行で最近の戸籍を求められたとき

銀行で

・最近の戸籍を出してください
・3か月以内のものをお願いします

と言われたときに、どの日付を見ればよいか分からず止まりやすいです。このとき確認するのは交付日です。

現在戸籍だけ取り直すか迷うとき

除籍謄本や改製原戸籍まで一緒に取り直すべきか迷うことがあります。

この場面では、

・現在戸籍は交付日を見て考える
・除籍謄本や改製原戸籍は内容が変わらない前提で見る

という分け方が実務に合っています。

戸籍の中の別の日付を見てしまうとき

出生、婚姻、死亡、改製などの日付を見て、

・これが新しいから大丈夫
・これが古いから使えない

と考えてしまうことがあります。

ただ、取得した時期を見るときは交付日です。ここを取り違えると判断を誤りやすいです。

戸籍の取得日と有効期限の関係

交付日を確認する理由は、その戸籍がいつ取得されたものかを見るためです。ただし、戸籍そのものに有効期限があるわけではありません。

ここで見ているのは、

・その戸籍がいつ交付されたか
・提出先が最近のものを求めているか

です。

この点については、以下の記事で詳しく解説しています。
戸籍の有効期限はある?相続手続で通る期限と取り直しが必要になるケース

戸籍を見る順番

日付で迷ったときは、次の順番で見ると分かりやすいです。

・まず交付日を見る
・次にその戸籍が現在戸籍か、除籍謄本か、改製原戸籍かを見る
・そのうえで必要なら出生、婚姻、死亡などの記載日を見る

この順番なら、

・いつ取った戸籍か
・交付日が特に問題になる戸籍か
・戸籍の中身として確認すべき日付は何か

が分かりやすくなります。

戸籍収集にお困りの方へ

相続では、
・戸籍を出生から死亡まで集める
・相続人を確定する
・法定相続情報一覧図を作成する
必要があります。

しかし、実際には、
・どの日付を見ればよいのか分からない
・現在戸籍が古いか判断できない
・取り直しが必要か分からない
といった形で止まることがあります。

戸籍取り寄せ代行センター(行政書士)では、
・相続に必要な戸籍収集
・法定相続情報一覧図の作成
をまとめて対応しています。

戸籍が多い相続でも戸籍収集から一覧図作成まで一括対応可能です。
基本料金は19,800円です(料金は相続人の人数で変わりますが、戸籍の通数では変わりません)。

まとめ

戸籍をいつ取ったものか確認するときは、戸籍に記載されている交付日を見ます。

戸籍の中には、

・交付日
・出生、婚姻、死亡などの記載日
・編製日や改製日

といった複数の日付がありますが、それぞれ意味が違います。相続手続で確認されるのは主に交付日です。

特に現在戸籍では、

・交付日が古い
・提出先が最近のものを求める

という場面があります。

一方で、除籍謄本や改製原戸籍は内容が変わらないため、交付日が古いことだけで問題になりにくいです。

戸籍を見るときは、

・まず交付日を見る
・次に戸籍の種類を見る
・そのうえで記載日を見る

という順で考えると分かりやすいです。

相続の戸籍まわりの全体像は
相続の戸籍の集め方と必要書類|解説記事一覧
にまとめています。他のケースや手続きも含めて確認したい方は、あわせてご覧ください。

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