戸籍収集にかかる期間の目安|相続ではどのくらいの日数がかかるのか

相続の戸籍収集を始めると、

・戸籍は全部そろうまでどのくらいかかるのか
・銀行や証券会社の手続きはいつ進められるのか
・法定相続情報一覧図はいつ作れるのか

と気になる方は多いです。結論から言うと、相続の戸籍収集はすぐ終わる手続きではありません。

特に兄弟姉妹が相続人になるケースでは、戸籍収集だけで2か月前後かかることが多く、兄弟姉妹が多くて代襲相続まで発生している場合は、戸籍だけで3か月以上かかることも普通にあります。さらに、戸籍が全部そろった後に法定相続情報一覧図の申出まで行うなら、そこからさらに最低3週間、1か月程度かかることもあります。

そのため、重い相続では、戸籍収集から法定相続情報一覧図の取得まで3か月前後、場合によってはそれ以上かかると考えておいた方が実務感覚に合っています。

この記事では、戸籍収集にかかる期間を、

・1回の請求にかかる期間
・全部そろうまでの期間
・相続人のパターンによる違い
・法定相続情報一覧図まで含めた期間

に分けて、現実的な目安を解説します。

相続の戸籍収集にお困りの方へ

相続では、まず被相続人の戸籍を「出生から死亡まで」揃える必要があります。
ただ本当に迷いやすいのは、相続人側の戸籍を「誰の・どこまで」用意すべき範囲が分からないことです。

戸籍取り寄せ代行センター(行政書士)が、相続に必要な戸籍収集を全国対応で代行します。
基本料金は19,800円です(料金は相続人の人数で変わりますが、戸籍の通数では変わりません)。

目次

戸籍収集の期間は「1回の請求期間」と「全部そろうまでの期間」を分けて考える

戸籍収集の期間を考える時は、最初に『1回の戸籍請求にかかる期間』と『相続に必要な戸籍が全部そろうまでの期間』を分けて考えることが大切です。

戸籍収集は、最初から必要な戸籍の通数や請求先が全部分かっている手続きではありません。1通取得して、その内容を見て、次の請求先や次に必要な戸籍が分かることが多いです。つまり、

・1回の請求に何日かかるか
・その請求を何回繰り返すことになるか

の両方で全体の期間が決まります。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
戸籍収集とは?相続で必要な戸籍を調べる方法と集め方

1回の戸籍請求にかかる期間の目安

戸籍の郵送請求は、書類を送ればすぐ返ってくる手続きではありません。実際には、『発送』『役所への到着』『役所での確認』『発行』『返送』という流れをたどります。そのため、1回の請求でも一定の日数がかかります。

理論上最速は1週間前後

かなり早く進んだ場合でも、流れはおおむね次のようになります。

・月曜朝→請求書類を完成させて発送する
・火曜→役所に到着する
・水曜〜木曜→役所で内容確認と発行手続きが行われる
・木曜〜金曜→役所から発送される
・金曜〜土曜→手元に到着する

ここまででも、すでに数日かかります。しかも、戸籍が届いたその日のうちに次の請求書を作成し、当日発送まで進められるとは限りません。

実務では、届いた戸籍を見て『次に請求するべき本籍地』『必要な戸籍の種類』『不足している資料』を確認する必要があるからです。翌日発送まで進められれば、かなり早い方です。

そのため、理論上かなり早く進んだ場合でも、1回の請求で1週間前後はかかります。

平均は10日前後

実務感覚では、1回の請求は平均10日前後で考えるのが自然です。戸籍請求の期間は、役所への到着日、役所での確認日、発行日、返送日によって変わります。どれだけ早く請求手続きを進めても、役所ごとの確認・発行・返送の速度によって日数には差が出ます。たとえば金曜日に次の請求を発送しても、土曜日に役所へ届けば、実際の確認は月曜日になります。

このように、役所側の処理日程だけでも日数は伸びます。そのため、相続の戸籍収集では、1回の請求ごとに平均10日前後かかると考えておく方が現実に近いです。

遅いケースは2週間前後

遅いケースでは、1回の請求で2週間前後かかることもあります。たとえば、

・役所の処理に時間がかかる
・請求内容の確認に日数がかかる
・不足資料の確認が入る
・土日や祝日をまたぐ

といった事情が重なる場合です。

1回の請求期間の差は、主に役所側の確認、発行、返送にかかる日数で生じます。そのため、戸籍請求は発送して終わりの手続きではなく、役所側の処理期間も見込んで考える必要があります。

戸籍収集は1回で終わる手続きではない

相続の戸籍収集が時間のかかる手続きなのは、1回請求して終わりではないからです。実際には、

・現在戸籍を取る
・前の本籍地が分かる
・その役所へ請求する
・さらに前の戸籍が分かる
・また次の役所へ請求する

という流れを繰り返します。

つまり、戸籍収集は『請求して終わり』ではなく『請求するたびに次の行動が決まる手続き』です。この構造がある以上、どうしても一定の時間がかかります。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
戸籍がつながらない時はどうする?相続で止まった時の対処法

相続人のパターン別|戸籍収集にかかる全体期間の目安

戸籍収集にかかる全体期間は、相続人の構成によってかなり変わります。
ここでは、実務上よくあるパターンごとに目安を示します。

配偶者と子が相続人の場合

『戸籍のみ:1か月前後〜1か月半程度』
『戸籍+法定相続情報一覧図:2か月前後』

比較的軽いケースですが、それでも戸籍収集が1週間や2週間で終わることは通常ありません。本籍地の移動が複数回あれば、普通に1か月を超えます。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
相続の戸籍はどこまで必要?配偶者と子が相続人の場合の必要範囲

直系尊属が相続人になる場合

『戸籍のみ:1か月半前後』
『戸籍+法定相続情報一覧図:2か月半前後』

父母や祖父母の確認まで必要になるため、配偶者と子だけの相続より時間がかかりやすくなります。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
親が相続人になる場合、戸籍はどこまで必要?父母・祖父母の確認範囲

兄弟姉妹が相続人になる場合

『戸籍のみ:2か月前後』
『戸籍+法定相続情報一覧図:3か月前後』

兄弟姉妹相続では、被相続人の出生から死亡までの戸籍に加え、父母など直系尊属の死亡確認、兄弟姉妹全員の確定が必要になります。そのため、戸籍収集だけで2か月前後かかるのが普通です。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
兄弟姉妹が相続人の戸籍はどこまで必要?甥姪(代襲)までの取得範囲

兄弟姉妹が多く代襲相続まで発生している場合

『戸籍のみ:3か月以上』
『戸籍+法定相続情報一覧図:3か月半以上、さらに長引くこともある』

実務で特に重いのは、兄弟姉妹が多く、さらに代襲相続まで発生しているケースです。甥姪の確認まで広がると、戸籍の収集範囲は一気に広くなります。この場合、戸籍収集だけで3か月以上かかることも普通にあります。依頼で入ってくる重い相続案件では、このくらいの期間感で見ておく方が現実に近いです。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
兄弟姉妹が相続人の戸籍はどこまで必要?甥姪(代襲)までの取得範囲

本籍地が分からないと最初の段階でさらに時間がかかる

戸籍収集のスタート時点で本籍地が分からない場合は、それだけで全体の期間が延びやすくなります。この場合は、

・住民票を取る
・本籍地記載のある資料を確認する
・古い本籍地を順番に追う

といった作業が必要になります。つまり、戸籍を集める前に、本籍地を確定するための時間が追加でかかります。本籍地が分からない状態から始まる場合は、軽いケースでも1か月超、重いケースならさらに長くなると考えておいた方が安全です。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
本籍地が分からない時の調べ方|住民票で確認する方法と相続の戸籍収集

古い戸籍が多いと請求回数だけでなく確認時間もかかる

相続では出生までさかのぼるため、除籍謄本や改製原戸籍が必要になります。

古い戸籍が多いケースでは、
・保管されている役所が分散している
・書式が古く読み取りに時間がかかる
・次の請求先を判断するのに時間がかかる
といった理由で、単純に請求回数が増えるだけでなく、確認作業そのものにも時間がかかります。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
戸籍の種類とは?戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍の違い

保存期間の問題があるとさらに時間がかかる

非常に古い戸籍では、保存期間経過により取得できないことがあります。この場合は、
・本当に保存期間の問題なのか確認する
・取得できない事情を説明する資料が必要か考える
といった対応が必要になります。

つまり、単に請求して終わりではなく、取得できない理由の確認作業まで追加されます。そのため、保存期間の問題が入ると全体の期間はさらに延びやすくなります。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
戸籍の保存期間とは?除籍・改製原戸籍は何年保存されるのか

戸籍が全部そろってから法定相続情報一覧図までさらに最低3週間、1か月程度かかることもある

戸籍が全部そろったら、それで終わりではありません。法定相続情報一覧図を作成する場合は、そこからさらに法務局への申出と返却まで時間がかかります。一般的には、「戸籍が全部そろう」→「一覧図を作成して申出する」→「法務局で確認、返却される」という流れになります。

この段階は、最低でも3週間程度は見ておく方が安全です。1か月程度かかってもおかしくありません。つまり、「戸籍収集だけで2か月」→「法定相続情報一覧図でさらに最低3週間」という流れになれば、全体で3か月前後かかることは普通にあります。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
法定相続情報一覧図とは?作成方法・必要書類・何枚もらうべきかを解説

期間を短く見積もりすぎると相続手続き全体が遅れる

相続では、「銀行手続き」「証券口座の解約」「相続登記」などの多くの手続きが、戸籍収集と相続人確定を前提に進みます。そのため、戸籍収集の期間を軽く見積もると、相続手続き全体のスケジュールが後ろへずれていきます。

特に重い相続では、戸籍収集だけで数か月かかることを前提に、できるだけ早く着手することが重要です。相続が発生したら、戸籍収集は後回しにしない方が安全です。

戸籍収集にお困りの方へ

相続では
・戸籍を出生から死亡まで集める
・相続人を確定する
・法定相続情報一覧図を作成する
といった作業が必要になります。

しかし実際には
・戸籍が複数の本籍地に分かれている
・古い戸籍の請求先が分からない
・収集に時間がかかり手続きが進まない
・どこまで集めればよいか判断できない
といったケースも少なくありません。

戸籍取り寄せ代行センター(行政書士)では、
・相続に必要な戸籍収集
・法定相続情報一覧図の作成
をまとめて対応しています。

戸籍が多い相続でも、戸籍収集から一覧図作成まで一括対応可能です。
基本料金は19,800円です(料金は相続人の人数で変わりますが、戸籍の通数では変わりません)。

まとめ

戸籍収集にかかる期間は、『1回の請求にかかる時間』と『全部そろうまでの時間』を分けて考えることが大切です。1回の郵送請求でも、理論上最速で1週間前後、平均10日前後、遅いケースでは2週間前後かかることがあります。その請求を何回も繰り返すため、相続全体では短期間で終わらないことが多いです。

配偶者と子の相続なら戸籍のみで1か月前後〜1か月半程度、戸籍と法定相続情報一覧図まで含めると2か月前後です。兄弟姉妹相続なら戸籍のみで2か月前後、法定相続情報一覧図まで含めると3か月前後を見ておく方が現実に近いです。兄弟姉妹が多く代襲相続まであると、戸籍だけで3か月以上、法定相続情報一覧図まで含めるとさらに長くなることもあります。

戸籍収集は思っている以上に時間がかかる手続きです。相続手続きをスムーズに進めるためには、早めに着手することが大切です。

相続の戸籍まわりの全体像は
相続の戸籍の集め方と必要書類|解説記事一覧
にまとめています。他のケースや手続きも含めて確認したい方は、あわせてご覧ください。

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