戸籍の取得日はどこを見る?証明日・記載内容との違いを解説

戸籍を取ったときに、

「取得日はどこを見ればよいのか」
「証明日と取得日は何が違うのか」
「戸籍に書かれている内容はいつ時点のものなのか」

と迷うことがあります。

特に、相続で戸籍を集めていると、

「この戸籍を取得した日はいつか」
「この戸籍はいつの内容を証明しているのか」
「戸籍に書かれている出来事の日付と、戸籍を取った日はどう違うのか」

を区別できないと、戸籍の日付を正確に読みにくくなります。

戸籍には、婚姻日や死亡日、改製日などさまざまな日付が出てきますが、それらは「戸籍を取得した日」とは別物です。また、役所が証明書として発行した日付も、戸籍に記載された出来事の日付とは意味が違います。

この記事では、戸籍の取得日はどこを見るのかを、証明日・記載内容との違いも含めて実務目線で解説します。

なお、戸籍の日付全体の違いを先に確認したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
戸籍の「届出日・送付を受けた日・受理日・編製日」の違いを徹底解説

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目次

先に結論

戸籍の取得日を確認したいときは、自分がその戸籍を受け取った日、または入手した日を基準に考えます。ただし、戸籍謄本や全部事項証明書に「取得日」という共通の欄があるわけではありません。

戸籍の日付は、主に次の3つに分けて考える必要があります。

取得日→ 自分がその戸籍を入手した日
証明日→ 役所がその戸籍を証明書として発行した日
記載内容の日付→ 婚姻・死亡・転籍など、戸籍に書かれている出来事の日付

つまり、「いつ取ったか」「いつ証明されたか」「戸籍に何がいつ起きたと書かれているか」は全部別の話です。ここを混同しないことが大切です。

取得日とは何か

取得日とは、自分がその戸籍を実際に入手した日のことです。

たとえば、

「窓口で戸籍を受け取った日」
「郵送で戸籍が届いた日」
「代理人から戸籍を受け取った日」

などが、実際の取得日に当たります。

大事なのは、取得日は戸籍本文に書かれた出来事の日付ではないという点です。婚姻日や死亡日、転籍日が戸籍に書かれていても、それはその戸籍を取得した日ではありません。あくまで、その戸籍に記載された出来事の日付です。

また、取得日は役所が証明した日とも一致するとは限りません。たとえば、役所がある日に発行した戸籍を、郵送で数日後に受け取ることもあります。この場合、

役所が発行した日→ 証明日
自分の手元に届いた日→ 取得日

と考えることになります。

戸籍で取得日はどこを見るのか

結論から言うと、戸籍本文を見ても取得日は分かりません。戸籍を見ながら「この戸籍の取得日はどこに書いてあるのか」と探しても、戸籍の本文中に明確な取得日欄があるわけではありません。

読者が戸籍でよく見る日付は、

「婚姻した日」
「死亡した日」
「受理日」
「編製日」
「改製日」

などですが、これらはすべて取得日とは別です。

本当に取得日を知りたいなら、戸籍本文ではなく、

「いつ窓口で受け取ったか」
「いつ郵送で届いたか」
「いつ請求して手元に入ったか」

を確認する必要があります。つまり、取得日は戸籍から読む日付ではなく、自分側の取得経過で確認する日付です。

証明日とは何か

証明日とは、役所がその戸籍を証明書として発行した日です。

戸籍謄本や全部事項証明書には、一般に「何年何月何日証明」といった形で証明日が記載されます。この日付は、「この戸籍を役所がその日に証明書として発行した」という意味です。つまり証明日は、「戸籍に書かれている内容の出来事の日」ではなく、「役所が証明書を作成した日」です。

そのため、証明日を見て

「この日に婚姻した」
「この日に死亡した」
「この日に転籍した」

と考えてはいけません。

また、証明日と取得日も同じとは限りません。窓口でその場で受け取った場合は近い日になることが多いですが、郵送請求では、

役所の証明日→ 発行した日
取得日→ 自分が受け取った日

とズレることがあります。証明日を確認したいときは、戸籍の証明文付近にある日付を見るのが基本です。

記載内容の日付とは何か

記載内容の日付とは、戸籍に書かれている出来事そのものの日付です。

たとえば、

「婚姻した日」
「死亡した日」
「転籍届が受理された日」
「戸籍が編製された日」
「戸籍が改製された日」

などがこれに当たります。これらは、その人やその戸籍に関して何が起きたかを示す日付です。

つまり、記載内容の日付は、

「役所がいつ証明書を発行したか」
「自分がいつ戸籍を受け取ったか」

とは別です。

ここを混同すると、

「証明日を婚姻日だと思う」
「改製日を取得日だと思う」
「死亡日を戸籍を取った日だと思う」

といった読み違いが起こります。

戸籍で日付を見るときは、まず

「これは出来事の日付か」
「証明書の発行日か」
「自分が手に入れた日か」

を分けて考える必要があります。

取得日・証明日・記載内容の日付の違い

戸籍の日付は、次のように分けると分かりやすいです。

取得日→ 自分がその戸籍を入手した日
証明日→ 役所がその戸籍を証明書として発行した日
記載内容の日付→ 戸籍に書かれた出来事の日

たとえば、相続で戸籍を郵送請求した場合を考えると、

「5月1日に役所が証明書を発行した」
「5月3日に自宅に届いた」
「戸籍には令和○年○月○日死亡と書かれていた」

ということがあります。

この場合、

5月1日→ 証明日
5月3日→ 取得日
戸籍に書かれた死亡日→ 記載内容の日付

です。このように、同じ戸籍の中でも、証明書としての発行日と、受け取った日と、記載されている出来事の日付は別々に考えなければなりません。

取得日を確認したいときにまず考えること

戸籍で取得日を確認したいときは、まず「自分が知りたいのは、本当に取得日なのか」を確認することが大切です。実際には、「取得日を知りたい」と思っていても、知りたいのは次のどれかであることが少なくありません。

「役所がいつ発行したか」→ 証明日を見たい
「戸籍に書かれている内容はいつ時点のものか」→ 記載内容や証明時点を知りたい
「自分がいつその戸籍を手に入れたか」→ 取得日を知りたい

この区別がつくと、見るべき場所が変わります。

本当に取得日を知りたいなら、戸籍本文の身分事項を読むのではなく、

「請求日」
「到着日」
「受領日」

など、自分側の記録で確認することになります。

一方で、戸籍に印字された日付を見て何かを確認したいなら、それは取得日ではなく、証明日や記載内容の日付を見たい場面であることが多いです。

戸籍を見誤りやすいポイント

戸籍の取得日まわりで、よくある読み違いは次のとおりです。

「証明日を取得日だと思ってしまう」
→ 証明日は役所が発行した日であり、自分が受け取った日とは限りません。

「婚姻日や死亡日を取得日に近いものだと思ってしまう」
→ それらは戸籍に書かれた出来事の日付です。

「改製日や編製日を取得日だと思ってしまう」
→ それらは戸籍側の切替や新戸籍作成の日付であり、取得日ではありません。

「戸籍のどこかに取得日欄があると思ってしまう」
→ 共通の取得日欄があるわけではありません。

特に郵送請求では、

役所が発行した日
自分が受け取った日
戸籍に書かれた出来事の日

がすべて別になることもあります。そのため、日付を見たときは、「誰にとっての、何の日付か」を意識して読むことが大切です。

相続で取得日や証明日をどう考えるか

相続で戸籍を集めるときは、戸籍に書かれた身分関係の内容そのものが重要です。

つまり、本当に大事なのは、

「被相続人がいつ死亡したか」
「婚姻や転籍で戸籍がどうつながっているか」
「相続人が誰か」

といった記載内容です。

そのため、取得日や証明日は、戸籍に書かれた身分事項そのものとは役割が違います。

ただし実務では、

「いつ取得した戸籍かを自分で管理したい」
「どのタイミングで集めた戸籍かを確認したい」
「証明日が古すぎないかを見たい」

といった場面もあります。

このときは、

記載内容→ 相続関係を確認するための情報
証明日→ 役所が発行した時点の情報
取得日→ 自分が入手した時点の情報

と分けて考えると混乱しにくくなります。

戸籍収集にお困りの方へ

相続では、
・戸籍を出生から死亡まで集める
・相続人を確定する
・法定相続情報一覧図を作成する
必要があります。

しかし、実際には、
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まとめ

戸籍の取得日を確認したいときは、自分がその戸籍を受け取った日、または入手した日を基準に考えます。ただし、戸籍には共通の取得日欄があるわけではありません。

戸籍の日付は、

取得日→ 自分が入手した日
証明日→ 役所が発行した日
記載内容の日付→ 戸籍に書かれた出来事の日

に分けて考えることが大切です。

証明日や婚姻日、死亡日、改製日などを取得日と混同しないようにしながら、「これは何の日付か」を区別して読むことがポイントです。

相続の戸籍まわりの全体像は
相続の戸籍の集め方と必要書類|解説記事一覧
にまとめています。他のケースや手続きも含めて確認したい方は、あわせてご覧ください。

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