戸籍がつながらない時はどうする?相続で止まった時の対処法

相続の戸籍収集を進めていると、

・途中で戸籍の流れが分からなくなった
・どこの役所へ請求すればよいか判断できない
・役所に請求しても戸籍が見つからない
・古い戸籍は取得できないと言われた

といった場面で手続きが止まることがあります。

相続では、被相続人の出生から死亡までの戸籍をつなげて収集し、相続人を確定する必要があります。そのため、戸籍収集が止まった場合は、感覚で動くのではなく「どこで止まっているのか」を整理することが重要です。

戸籍収集が止まる原因は、多くの場合、
『戸籍がつながらない』『戸籍が見つからない』『戸籍が取れない』
の3つに分けて考えることができます。

この記事では、この3つの違いと、止まった時に何から確認するべきかを順番に整理します。

相続の戸籍収集にお困りの方へ

相続では、まず被相続人の戸籍を「出生から死亡まで」揃える必要があります。
ただ本当に迷いやすいのは、相続人側の戸籍を「誰の・どこまで」用意すべき範囲が分からないことです。

戸籍取り寄せ代行センター(行政書士)が、相続に必要な戸籍収集を全国対応で代行します。
基本料金は19,800円です(料金は相続人の人数で変わりますが、戸籍の通数では変わりません)。

目次

戸籍収集が止まった時に最初にやること

戸籍収集が止まった時は、まず現在の状況が次のどれに当たるのかを見極めます。

・戸籍がつながらない
→ 今ある戸籍は取得できているが、次に追うべき戸籍の流れが分からない状態

・戸籍が見つからない
→ 本籍地が分からない、または請求先がずれている状態

・戸籍が取れない
→ 請求先は分かっているが、制度上または手続上の理由で取得できない状態

この切り分けを最初にしておくと、原因をかなり整理しやすくなります。

戸籍がつながらない時に確認すること

戸籍が途中でつながらなくなった場合は、まず手元にある戸籍の記載内容を丁寧に確認します。特に確認するべきポイントは『本籍地』『編製原因』『転籍の記載』『改製の記載』『除籍の記載』です。

古い戸籍は、そこに書かれている情報を手掛かりに前後の戸籍を追っていく必要があります。転籍や婚姻、分家、家督相続、改製などの記載から、別の本籍地や前の戸籍の存在が見えてくることがあります。つまり「つながらない」場面では、いきなり請求先を増やす前に、今ある戸籍を読み直すことが先です。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
戸籍の編製原因とは|転籍・婚姻・分家・家督相続で戸籍の流れを読む

戸籍がつながらない時に特に止まりやすい場面

戸籍収集の実務では『転籍』『改製』『除籍』の場面で流れが途切れやすくなります。本籍地の移動が多いと途中の戸籍を取りこぼしやすくなり、現在戸籍だけでは過去の家族関係を確認できないことがあります。

また、除籍謄本や改製原戸籍まで取らないと出生までさかのぼれないことも少なくありません。この場面で起きているのは、「請求先が分からない」というより「流れの中にある戸籍をまだ拾い切れていない」という問題です。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
戸籍の種類とは?戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍の違い

戸籍が見つからない時に確認すること

戸籍が見つからないと感じる場合は、本籍地の把握が正しいかを確認します。相続実務では、

・住所と本籍地を混同している
・古い本籍地を追えていない
・転籍の履歴を途中で見落としている

といった理由で請求先が違っていることが多くあります。この場合は、戸籍が存在しないのではなく、本籍地の確認がずれている可能性を先に疑うべきです。「見つからない」場面の中心は、請求先の誤りです。

本籍地の調べ方が分からない場合は、以下の記事を読むと理解しやすくなります。
本籍地が分からない時の調べ方|住民票で確認する方法と相続の戸籍収集

戸籍が見つからない時に見直すこと

本籍地が分かっていても、請求する戸籍の種類を取り違えていると、結果として戸籍が見つからないと感じることがあります。

相続では、『現在戸籍』『除籍謄本』『改製原戸籍』のどこまで必要かを見誤ることがあります。たとえば、
・現在戸籍を取ったから全部そろったと思っていた
・除籍や改製原戸籍の存在を想定していなかった
という場合です。

この場面では、「戸籍の流れを追えていない」のではなく、「何を請求するべきかがずれている」ことが問題になります。さっきの「つながらない」場面とは、止まっている位置が違います。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
戸籍の種類とは?戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍の違い

戸籍が取れない時に確認すること

請求先も戸籍の種類も合っているのに取得できない場合は、「取れない」問題として考えます。ここで確認するべきなのは、『保存期間経過』『請求権限』『請求理由』『必要書類の不足』です。

代表例は次のとおりです。
・古い除籍や改製原戸籍が保存期間経過で取得できない
・第三者請求なのに請求理由の説明が不足している
・そもそも請求できる立場ではない
・委任状や本人確認書類など必要書類が不足している

つまり「取れない」場面では、戸籍の所在ではなく、制度上または手続上の条件を満たしているかが問題になります。

請求できる立場や取得方法に不安がある場合は、以下の記事を読むと理解しやすくなります。
戸籍は代理で取れる?本人・代理人・専門家の違いを解説

保存期間経過で取れない時にやること

戸籍が取得できない原因が保存期間にある場合は、まず保存年数の基本を確認します。
相続では古い除籍や改製原戸籍が必要になることが多く、「以前は存在していた戸籍でも現在は取得できない」という状態が起こることがあります。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
戸籍の保存期間とは?除籍・改製原戸籍は何年保存されるのか

廃棄証明書を検討する場面

保存期間経過で戸籍が取得できない場合は、廃棄証明書を取得できることがあります。

廃棄証明書は戸籍の代わりになる書類ではありませんが、「その戸籍は存在していたが現在は取得できない」という事情を説明する資料として使われます。つまり、保存期間経過で取れない場合に「なぜ足りないのか」を客観的に示すためのものです。

この場合は以下の記事を読むと理解しやすくなります。
廃棄証明書とは?戸籍が廃棄されている場合の相続手続きへの影響と対応

戸籍収集が止まった時の判断順

戸籍収集が止まった場合は、次の順番で確認すると原因を整理しやすくなります。

・今ある戸籍から次の戸籍の手掛かりがないか確認する
・本籍地の把握が正しいか見直す
・必要な戸籍の種類を取り違えていないか確認する
・制度上取得できない理由がないか確認する

この順番で整理することで、戸籍収集がどこで止まっているのかを客観的に判断しやすくなります。

戸籍収集が止まった時に次に読む記事

戸籍収集が止まった時は、原因ごとに次に確認するべき記事が変わります。

・本籍地が分からない
本籍地が分からない時の調べ方|住民票で確認する方法と相続の戸籍収集

・戸籍の流れが読めない
戸籍の編製原因とは|転籍・婚姻・分家・家督相続で戸籍の流れを読む

・現在戸籍だけで足りるか不安
戸籍の種類とは?戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍の違い

・保存期間の問題を確認したい
戸籍の保存期間とは?除籍・改製原戸籍は何年保存されるのか

・保存期間経過で取れない時の対応を知りたい
廃棄証明書とは?戸籍が廃棄されている場合の相続手続きへの影響と対応

・請求権限や取得方法を確認したい
戸籍は代理で取れる?本人・代理人・専門家の違いを解説

このように、止まっている原因を先に見極めてから各テーマを確認すると、戸籍収集を進めやすくなります。

戸籍収集にお困りの方へ

相続では
・戸籍を出生から死亡まで集める
・相続人を確定する
・法定相続情報一覧図を作成する
といった作業が必要になります。

しかし実際には
・戸籍の流れが途中で分からなくなる
・古い戸籍が見つからない
・保存期間経過で取得できない
・どこまで収集すべきか判断できない
といったケースも少なくありません。

戸籍取り寄せ代行センター(行政書士)では、
・相続に必要な戸籍収集
・法定相続情報一覧図の作成
をまとめて対応しています。

戸籍が多い相続でも、戸籍収集から一覧図作成まで一括対応可能です。
基本料金は19,800円です(料金は相続人の人数で変わりますが、戸籍の通数では変わりません)。

まとめ

戸籍収集が止まる時は、まず『戸籍がつながらない』『戸籍が見つからない』『戸籍が取れない』のどれに当たるのかを見極めることが大切です。

つながらないなら
→ 戸籍の流れと編製原因を確認する

見つからないなら
→ 本籍地と請求する戸籍の種類を見直す

取れないなら
→ 保存期間、請求権限、請求理由、必要書類を確認する

この順番で考えると、相続の戸籍収集で止まった時でも次に何を確認するべきかが見えやすくなります。

相続の戸籍まわりの全体像は
相続の戸籍の集め方と必要書類|解説記事一覧
にまとめています。他のケースや手続きも含めて確認したい方は、あわせてご覧ください。

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